モンゴルのスーパーフルーツ"シーベリー(シーバックソーン・サジー)"インナービューティーを目指す方へ!

シーベリーってなに?サジーと違うの?

近頃何かと話題になるスーパーフード。様々なものがありますが、シーベリージュースの原料であるシーベリーもそのひとつです。しかし、そのシーベリー、普段はあまり聞かない単語。呼び方もいろいろあって結局何なのかよくわからない…なんてことありませんか?そこで、今回はスーパーフード「シーベリー」について説明します。

シーベリー

シーベリーとは、ユーラシア大陸全域に自生しているオレンジ色のグミ科の植物。その木は2~4メートルくらいの高さがあり、幹や枝にトゲがたくさんあります。秋になるとそのトゲと針状の葉に守られるような形で、小豆ほどの大きさの可愛いオレンジ色の実をつけるのが特徴です。冬期-40℃にもなる厳しい環境で凍結を防ぐために、身の中にはオイルが含まれています。

そんなシーベリー、栄養成分が豊富でスーパーフードのひとつなのですが、まだあまり広くは知られていないこともあってか、その名前はまだ定着しておらず、各地でさまざまな呼ばれ方をしています。シーベリーというのは欧州での呼ばれ方で、そのほかにアメリカでシーバックソーン、モンゴルでチャチャルガン、中国でシャージ、ドイツでサンドロン、ロシアでオビルビーハなどという呼び名があります。日本ではウミクロウメモドキという呼び名がありますが、中国での呼び名「シャージ」が変化したサジーという名前で呼ばれることが多いです。

シーベリーという植物は部位や産地によって質や色、栄養素に差があります。そのため、産地を区別するのに、呼び名を変えることがあります。つまり、シーベリーとサジーは同じ植物。産地によって呼び方が違うのです。

サジーって中国産なの?

シーベリーってどんな食べ物?

モンゴル高原

モンゴルではこう使われています

モンゴルで古くから民間伝承薬として、健康管理や肌のお手入れなどにこの果実が取り入れられてきました。古くはチンギス・ハーンが戦場へと赴くとき、兵士や馬にシーベリーの果実を食べさせて精気を養ったともいわれていますが、現在もモンゴルでは、風邪のひきはじめや体調が悪いときなどによく飲まれているようです。夏と冬の気温差が最大で95℃にもなり、乾燥したモンゴルやチベットなどの厳しい自然環境でも育つ生命力の高さが健康管理や肌のお手入れに効くとされてきた所以なのかもしれません。

シーベリー

栄養豊富 オメガ7に特長

実際に、シーベリーに含まれる栄養素は200種類以上あるといわれています。そのうち、わたしたちがよく聞くものでいうとビタミンA、ビタミンC、ビタミンEがあります。特にビタミンAは普通、豚やレバーなど動物性の食材に含まれていることが多い栄養素ですから、そういった動物性の食材が苦手な方にはおすすめです。また、OMEGA7脂肪酸のパルミトレイン酸や栄養ドリンクやスポーツドリンクに配合されることが多いアスパラギン酸も含まれています。ほかに、アミノ酸18種、鉄分、カリウム、カルシウム、食物繊維なども含まれています。

このようにシーベリーは多様な栄養を含んでいるところが何よりの特徴です。バランスよく栄養を摂ることができるので、サプリメントに頼らなくてもよくなるところがうれしい食べ物です。

シーベリーの味は?

美容や健康のために毎日摂りたいシーベリー。そのためにも味はとても重要ですよね。ジュースの見た目はオレンジジュースのようですが、香りが独特でその味はとても酸っぱいです。これは、実に含まれるアミノ酸による効果です。酸っぱいもの全般が苦手な方には少し厳しい味ではありますが、ほかのフルーツジュースと混ぜたり、スムージーにして飲むことで香りと酸っぱさをやわらかくすることができます。その例として、ここでは少しだけシーベリージュースを使ったアレンジレシピを紹介します!

シーベリージュースのフレッシュフルーツスムージー

シーベリージュースのフレッシュフルーツスムージー

●材料(一杯分)
シーベリージュース・・・50ml
パイナップル・・・100g
りんご・・・1/2個
豆乳・・・50ml
レモン果汁・・・小さじ1

★材料をまぜて、ミキサーにかければ完成!果物の自然な甘さと豆乳のまろやかさが酸っぱさを緩和してくれます。

シーベリーヨーグルト

シーベリーヨーグルト

●材料(一杯分)
シーベリージュース・・・50ml
プレーンヨーグルト・・・100g
はちみつ・・・お好みで
★ジュースとはちみつを混ぜてヨーグルトにかければ完成!フルーツをのせても◎

アレンジは自由に、シーベリーの酸っぱさを活かして料理に使ったり飲む以外でも楽しめます。

新鮮なシーベリーの見分け方は?

シーベリーのオレンジ色

では新鮮で栄養が豊富なシーベリーはどう見分ければいいのでしょうか?

その答えはずばり、オレンジ色の濃さです。

シーベリーに含まれる抗酸化成分は一般的に研究者たちの間ではオレンジ色の濃度が高いほど多く含まれると考えられています。そのため、まず目で見たときオレンジ色が濃いものを選んだほうが新鮮で栄養豊富なシーベリーを手に入れることができます。ジュースに関しても同様で、よりオレンジ色が鮮やかで色濃いもののほうが新鮮でシーベリー本来の栄養素を維持しているということができます。

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